チャックのトラブル解消

お使いのハンドピースで、バーが抜けやすい、バーが抜けなくなった、芯ぶれが出るなどの症状のある場合は、チャックの摩耗や汚れが原因の可能性があります。

- バーが抜けやすい
- バーが抜けない
- 芯ぶれが出る
バー抜けを防止するために

チャック不良は、メンテナンス不足によるチャック内の汚れが原因となることが多く見受けられますが、それ以外にも、次のような点にご注意いただくと、チャックの摩耗を最低限に抑制することができます。

バーの選定時のご注意
バーの選定の際には、バーメーカーで指定する許容回転数をご確認の上、指定回転数を越えないようご注意ください。
特に、タービンや増速コントラなどを高速回転でご使用になる場合には、バーメーカー指定の許容回転数に合わせて選択してください。切削刃部の大きいカーバイトバー等では、回転数と切削抵抗との関係で切削負担がチャックの把持力を超えて抜けやすくなる場合があります。
ミニヘッドにロングタイプのバーを装着したような場合にも抜けやすくなります。ミニヘッドには、ショートシャンクバーをお使いください。
シャンク部のやせたバー、曲がったバー、刃に欠けのあるバーを使用すると、抜けやすくなるばかりかベアリングの耐久性にも影響を及ぼします。
バー装着時のご注意
バーのシャンク部分に、ごみや切削粉等の異物が付着したまま装着すると、内部に蓄積した異物の影響でチャックの動きが悪くなり把持力が低下します。バーを装着する際は、取り付け前にシャンク部分をガーゼなどできれいに拭いてから装着してください。
タービンや増速コントラにバーを装着する際は、確実にバーが突き当たるまで挿入してください。バーの浅咬みはバーの飛び出しにつながり非常に危険です。
バーの装着時には、バーを押し引きし、バーが確実に装着されたか確認してください。ナカニシのエアータービンまたは増速コントラ用プッシュボタン式チャックは、負荷がかかるとチャックの把持力が確実になる構造になっています。使用前に押し引きする事により、使用開始時から安定したチャック把持力を得る事が出来ます。

使用中のご注意
 
カーバイトバーなどを装着し、引く方向に動かして使用する場合、バーのエッジがかかり抜けやすくなることがあります。また振動により、バーが浮いた状態になり、その状態で引く方向に力が加わると抜けやすくなる場合があります。
使用中にプッシュボタンを押されないようご注意ください。
プッシュボタン式のハンドピースをご使用中(回転中))に誤ってプッシュボタンを押したり、口腔内で歯牙や粘膜などに触れてプッシュボタンが押されたりすると、回転軸とボタンが高速で接触して内部が摩耗してしまい、バーが抜けにくくなるだけでなく、発熱によるやけどの恐れもあります。特にバー交換時には、完全に回転が止まってからプッシュボタンを押してください。