第1回 岩手県滝沢市 南部鉄器 田山鐵瓶工房様

職人が作り出す物の美しさ、この時代を生きる者の愛しさ。職人が作り出す物の美しさ、この時代を生きる者の愛しさ。

岩手県滝沢市。南部鉄器を50年間作り続ける田山和康氏は、震災のあった2011年に自らの工房を立ち上げた。
大学院修了後、都内食品会社で働いていた息子の貴紘氏も父と共に歩むことを決意する。
親から子へ、南部伝統の技と心が今、継承されようとしている。そんな2人の思いとは・・・

岩手県 田山鐵瓶工房 | 2015.06.22

南部鉄器に魅せられた職人を訪ねて

 岩手県中部の滝沢市は盛岡市に隣接し、北西には石川啄木や宮沢賢治にも詠われた岩手山がそびえ立ち、東には北上川が流れている。
南部鉄器はこの地で、17世紀頃に生まれた。南部藩が京都をはじめ全国から、釜師や鋳物師を盛岡に召し抱えたこと。さらに良質な砂鉄、土に恵まれたことで発展を遂げてきた。優れた品質から多くの人に親しまれ、のちに一般の人々にも手軽に用いられるようになった。また現代では自国のみならず、海外での評価も高く、人気は急増中だ。