第17回 山形県 ひょうたんランプ作家 おへひょ様

心に明かりを灯す、ひょうたんランプ。心に明かりを灯す、ひょうたんランプ。

世界最古の栽培植物の一つと言われているひょうたん。その形態から、水筒や容器、食器、酒器、花器、作物の種入れ、薬入れなど、昔からさまざまな用途で利用されてきた。近年は物を入れる容器としてではなく、明かりを楽しむ「ひょうたんランプ」の人気が高まりつつある。点描画のような、さまざまな大きさの穴からこぼれる光は優しい温もりを感じ、壁や床に映る影はとても幻想的だ。それは決してインテリアや電化製品のカテゴリーには収まらず、アート作品と呼べるレベルのものが多い。今回は明かりを見ているだけで癒される、ひょうたんランプ作家「おへひょ」氏の工房を訪ねた。

山形県 ひょうたんランプ作家 おへひょ様 | 2018.3.8

山形県上山市でひょうたんランプをつくっている、「おへひょ」氏の工房を訪ねて。

今回訪れたのは山形県上山市にある、ひょうたんランプ作家、おへひょ氏の工房。「おへひょ」とはもちろん本名ではなく、作家名だ。当初は、作家としてではなく、会社勤めをしながら趣味で始めたという。先ずはひょうたんランプに興味を持ったきっかけを伺った。「骨董屋が好きで、よく通っていたんです。ある日、陳列されていたひょうたんを見た時に“これ好き”って一瞬で感じたんですよ。お店の方にお話を聞くと、昔は酒や水を入れたり、または器としてよく使っていたそうなんですね。古くから人間が慣れ親しんできたものって良いなと思ったのが、最初にひょうたんに興味を持ったきっかけです 。そこからランプへと発展して行ったのは、海外での体験が大きく作用する。「旅が好きで、よく海外旅行に行っていました。ストックホルムやヘルシンキは白夜が長いので、夜の生活を楽しむために、窓辺にキャンドルを飾っている。暮らしの中に明かりがあるって素敵だなと思って、自分でもつくってみたいと思ったんです。ひょうたんと明かり、好きなもの二つを結びつけたのが、ひょうたんランプだったというわけです」。